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ひみつのはちみつ
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Daisuke Nakayama
Kazuhiko Hachiya
Hiromi Wariishi
Asuka Katagiri
Michiko Miyake
Yumiko Naito
 
art cocoon ができたわけ
一般にはなじみの薄い現代美術が、実は宝の山だということを、私はとある展覧会を見て確信し、それから独学で美術と業界の研究を始めました。
contemporary artの魅力を広く社会に伝えたいという思いから、雑誌などに美術の批評記事を書きはじめ、1994年、その取材を通じて中山ダイスケという無名ながら優れた才能と将来性を秘めた若手作家に出会います。狭い美術界に向けてではなく、できるだけ大勢の人に作品を見せたいという作家の願いと私の考えが一致して、その作家の展覧会をプロデュースすることから、私のアートマネジメントの仕事が始まりました。
アートコクーン、アートのまゆ
1997年に事務所を開設する際に、屋号としてつけたのが、アートコクーンです。"コクーン"という言葉がもつ、未来へのエネルギーを秘め、いまにも羽ばたこうとする生命の美と輝きを擁するこのうえない豊かさを、仕事のイメージとして冠しました。
芸術と社会を結びつける仕事をアートマネジメントと言いますが、アートコクーンの事業内容は、国内外に同時に活躍の場を広げてゆく実力ある若手作家の活動のマネジメント業務を軸にしながら、作品を介して親しく語り合い、 楽しくアートを味わう展覧会やパーティの機会を設けること、アーティストと関わる仕事がしたいという願いを持つ人々を集めて、勉強したり活動に参加してもらうこと(アートマネジメント研究会「Creative Planets」)などにより、 アートによるコミュニケーションを育みたいという願いに特徴があります。
アーティスト・マネジメント
アートコクーンの第一のミッションは、作家が最もその人のもてる力を発揮して作品制作に集中でき、その成果をあげ、よりよい舞台での活動ができ、その仕事が人々や社会にとって意義あるものに実っていく、それをサポートすることです。
ひとつひとつの業務は多岐に渡りますが、アートが社会のあらゆるフィールドに縦横断的に関わっていくことを理想としていますので、作家活動の窓口となり、世の中の多くの事柄とくらべれば、非常に個人的で小さな規模の作家活動というものの情報発信を、常に行っていくことが大事だと考えます。
表現というもの全般がそうだと思いますが、アートのもつ"個人性"は、これからの社会にとって、大きな砦であり力となるのではないでしょうか。

次のようなコラムのなかで、アートライターの木谷節子さんに私の仕事について書いていただきましたので、興味のある方は読んでみて下さい。
せチこのもぎたて!アート見聞録
コラム「アートなお仕事」>>
展覧会とアートコンサルティング
DRAWING GUN-11 1998


アートコクーンでは個展やグループ展を開催し、作品を発表、販売しています。
事務所の半分をショーケースに見立て、作品、カタログ、アーティストグッズ等のプレゼンテーション&ギャラリー&ショップとして、広く皆様に開いています。
パリのアパルトマンのロフト(あるお客さまの言葉)のような一室で、ギャラリーや美術館とは異なるアットホームな雰囲気のなか作品を楽しんでいただき、ご自宅に飾った様子をイメージしていただけるように配慮しています。

ここは、マネジメント事務所として作家が作品を生む現場と直結していますので、例えれば"蔵出しの酒"のような生まれたての作品や、未発表作品も随時お見せしています。

準備が整い次第、ウェブサイト、art cocoon online galleryでの作品販売も開始する予定です。また、美術コレクションのサポートやアドバイス、空間に合わせた作品選定やコミッションワークなど、アート・コンサルティング業務も行ないます。

※1-3 :アートコクーンでの片桐飛鳥展「KAZE」2001年
※4:ときにはお菓子研究家のスタッフの手作りケーキサービスも。
アートマネジメント研究会「クリエイティブ・プラネッツ」(Creative Planets)
「アートマネージャーはアーティストにまさるとも劣らないくらいに、クリエイテイブでなければならない」という考えから、1997年から"Creative Planets"(通称"クリプラ")というアートマネジメント研究会を、とても小さなできる範囲でですが、つくっています。

最初は仕事の現場をてつだってもらうインターンの組織として考えました。プロの現場を提供するから、みなさんの技術や知識、情熱を提供して、という形です。第一期生4人は当時学生で、とても優秀で、今は社会人としてそれぞれの現場で経験を積んでいますが、ずっとなんらかのかかわりを持ち続けていて、将来が楽しみな面々です。

次に、インディペンデントの立場でマネージメントやプロデュースをしている方々と、定期的に情報交換を兼ねた勉強会を開きました。こうしたことも含めた今後の目標として、インターンとプロの二重構造の、ゆるやかなネットワークをつくりたい、そのための教育講座の開設もプランとしてもっています。
アートビジネス・ネットワーク
これまでのアートコクーンのアーティスト・マネジメント活動は、多くの心あるギャラリストの方々との連携・ご協力のたまものです。改めて心よりお礼申し上げます。

アートファンを増やし、アートマーケットを開拓・拡大するために、最近では街ごとにギャラリーがまとまって共同イベントを開催することがよくありますが、それと同時に、日本の様々な場所のアートビジネスマンとのネットワークをつくれないでしょうか。

このネット時代にあっては、それはそのまま世界につなげることも可能でしょう。作品を運ぶこと、極東の国にあってこれが一番のネックですが、それ以外は国内も海外も感覚的にあまり変わらなくなっているように思います。これは、ここ数年、作家の海外展覧会への参加にともない、エージェントとして、いろいろな国のキュレーターやコーディネーター、ディレクター、ギャラリストたちとやりとりしてみて感じることです。一度世界に出た美術家たちはもう世界全体がフィールドになり、頻繁に海外の展覧会の招待を受けて身軽に出かけていきますが、ビジネスに携わる人間のほうが、少数のギャラリストを除いて、私自身も含めてまだ腰がひけているような気がします。アートがインターナショナルなものであることを、十分に利用できていないのです。日本国内のマーケットが小さいので海外に進出する、というのではけっしてなく、世界の情況が視野に入ったとき、ここで何をすべきかが見えてくるように思うからです。

ぜひ志を同じくできる方々と、情報交換をさせていただけたらと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
上沢かおり 略歴
長野県生まれ。東京外国語大学スペイン語学科卒業。

<1983-1992年>
企画・編集プロダクション、(株)第一プランニングセンターにて、制作ディレクターとして「自然と人間の関わり」をテーマに出版・催事・PR・調査等の企画・制作に携わる。平行して、近現代美術史、現代美術の現場の動向、美術館教育、ミュ−ジオロジ−(美術館学)、ア−トマネジメント等、現代美術およびそれを取り巻く状況について、民間の講座やセミナーで研究。

<1992年独立>
現代美術の価値と魅力を社会に伝えていくことを主眼に、企画会社勤務時代に培った実務経験をいかして、執筆、企画、プロデュース、マネジメントの仕事を創出しつづけ、現在に至る。

▲ 美術批評や関連記事の執筆、美術書の企画・翻訳・編集等に携わる。
▲ 1995年より、現代美術家、中山ダイスケの個展のプロデュースおよび同作家の海外展参加などを含め、作家活動のプロデュース・マネジメントを行い、1997年KaoriKamisawa Art Cocoon設立。その後、八谷和彦割石ヒロミ片桐飛鳥三宅道子のマネジメントを開始し、またアート・コンサルタント、アートディーラーとして作品販売に携わる。作家のエージェントの立場から、内外の美術館やギャラリーでの展覧会開催の経験を積む。
スタッフ
次の方々をはじめとして、多くの方のご協力をいただいています。

デザイン(ウェブサイト) 久保内美紀・桑原崇
デザイン(ロゴ、DM等 )  矢口久美(design schema)
ビジネス・スタッフ 上山晶子・工藤亜由美・神保由紀
contact

アートコクーン

展覧会開催中は2:00-8:00pm open

〒158-0097
東京都世田谷区用賀4-11-17
グリーンハウスNo.6-6301 


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