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この展覧会は終了しました
佐々木加奈子展 'wanderlust'
期 間 : 2005.4.23(土) →5.15(日)
時 間 : 14:00-20:00 (月、火曜休) |
opening reception
4.23(土) 18:00-20:00
作家がNYから帰国します(会期中は東京に滞在)。
神保由紀のピクニックメニューで皆様のご来場をお待ちしております。 |
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| 佐々木加奈子、1976年仙台市生まれ。2004年NYのSchool of Visual Arts大学院修了。
2005年春、NY、syracuseの'Light Work's Artist-in-Residence Program'に参加。NY
在住。2004年、新人登竜門のひとつぼ展、写真新世紀ともに入選を果たした大型新星
の初個展。'ワンダーラスト'(wanderlust)とは'放浪癖'。佐々木加奈子のボヘミアン・
スピリットに誘われて、世俗の垢から離れた精神の自由の世界へようこそ。 |
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ボヘミアン・スピリットに誘われて
'ワンダーラスト'(wanderlust)とは「放浪への衝動、漂泊の思い、旅心、放浪癖」。
私が佐々木加奈子の作品を初めてみたのは、2004年秋、リクルートが主催する新人
写真家の登竜門、第24回ひとつぼ展の展示会場である。佐々木の作品「ワンダーラス
ト」のイメージは明快でストレート、構図や色彩構成、シチュエーション創造などが
十分に計算され、受ける印象はとてもソフトでキュート、ファンタジックでありなが
ら、どこかにぞくっとする毒も隠しもっている。新人作家にありがちな自己表現欲求
の重みはなく、見る者に容易に自分をそこに投影させ、引き込むような力がある。
佐々木加奈子は日本人にうまれ、子供の頃からアメリカ生活を送っているためか、
外国の文化と日本の文化をどちらも外のものとして取り入れているような、アイデン
ティティの立脚点があいまいなところがあり、その結果であろうか、現実世界と空想
世界の境界を行き来するようなイマジネーションや世界観を内側につくってきている。
映画や童話、冒険小説の世界をカメラの前にセットする、その意味ではセットアッ
プ(コンストラクテッド)写真であり、自らの姿を撮っていることからセルフポートレー
トではあるが、自己をみつめる目はなく、自分が夢想するファンタジーワールドで遊
ぶ人間の姿を自分で演じて撮るという、脚本、演出、主演、監督、撮影をひとりでこ
なす写真家といえる。そしてそうすることが彼女にとっての生きることのリアリティ
なのである。
佐々木の写真は空想の世界に遊ぶ匿名の妖精、世俗の垢から離れた精神の自由の世
界を生み出している。またそれはファッションフォトやファッション・コマーシャリ
ズムを批評的に参照しているため、世に溢れるファッション雑誌になれた人間の目を
確実にひきつけて、しかも自分のフィクションに個人的に誘い込む。その手腕はアー
ティストとして見事と言える。一度はジャーナリストを志し、その後アートに転向し
たという経歴が、世界や人間の現実と非現実のありようをとらえる透徹した視点を裏
づけているようにも思える。ファンタジックでガーリーな写真の衣の内側に、実は骨
太で達観した世界認識が潜んでいるのでは? そこに魅かれた。今展は佐々木加奈子の
初個展である。
(上沢かおり) more >> |
展示作品
"wanderlust"/ 2004年NY郊外やヒューストンで制作
"wanderlust"-vol.2 /2004年秋から2005年3月まで、NYのイサカ、シラキュ−ス、テキサス、ヒューストンで制作
"my unicorn"の一部 /2004年から2005年3月に、アメリカ南部、テキサスで制作が始まった新プロジェクト
★写真によるインスタレーションとファイルでご紹介いたします。
★作品はすべて販売しておりますので、お気軽にお問合せください。
info@artcocoon.com
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「ワンダーラストについて」 佐々木加奈子
いつからか自分の子供時代を回想するようになっていた。
海の中で目を開けたら、そこには気泡が舞っていた。
音は優しく、髪の毛も一緒に泳いでいた。
父の腕ですくい上げられたあとには、ただ、居心地の良い浮遊感が残っていた。
そんな、浮遊感を求めて、旅をしている。
作品は、浮世絵、古典小説、記憶にインスパイアーされたもの。
現実世界と空想世界を行き来するようにして生まれている。
純粋の儚さと裏切りが充満する世界。
そこに存在するユートピアを信じて進んでゆく。
日常生活の憂鬱から出発して、自由にステップを踏んで放浪する。
そんな旅ができたら、人生って捨てたもんじゃないなって催眠術をかけられたみたい
に。
佐々木加奈子のwebsite
http://www.kanakosasaki.com/ |
| プロフィール |
| 1976年 |
仙台市生まれ |
| 2001年 |
Ithaca大学ジャーナリズム学科卒業 |
| 2004年 |
School of Visual Arts大学院修了 |
| 展覧会暦 |
| 2001年 |
"Images of women-Images of Tea" WIPI Juried exhibition, ロサンゼルス、USA |
| 2004年 |
ひとつぼ展、ガ−ディアン・ガ−デン、東京
写真新世紀展、Morta Politica gallery、東京
修了制作展"The Look of Things"、Visual Art Gallery Chelsea,NY
"Blameless" Visual Art Gallery Chelsea,NY |
| 受賞 |
| 2004年 |
ひとつぽ展入選(リクルート、東京)
写真新世紀入選(キャノン、東京)
ゴールデンライト賞入選(Main, USA)
入選 100人の写真家(The Workshop, Main USA) |
| 奨学金等 |
| 2005年 |
NY、syracuseの'Light Work's Artist-in-Residence Program'に参加。
(優れた写真家の登竜門となっている写真専門のプログラムです)
http://www.lightwork.org/ |
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